「フリーコンサル」で失敗する人の典型的な問題点 独立するメリット4つとデメリット4つを解説

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フリーコンサルタントは、受け身では仕事になりません。

例えば、自分自身を売り込んで案件を獲得し、上司の指導や監視がない中で仕事をまっとうするなど、自ら動く必要があります。やる気がなければ続けられません。「ただ何となく」独立したような人だと、そこまでのモチベーションを保つのは難しいでしょう。

よくある失敗例が「会社員が向いていないから」という理由だけで、独立してしまうケースです。

そのような人は大抵「会社や仕事に対する不満から解放される事」が目的なので、フリーランスとして働く心構えもモチベーションもありません。そのため、自己管理ができず、案件も獲得できなくなっていきます。

本気で独立を考えるならば、「フリーランスになってどんな働き方・生き方をしたいのか」「将来どうなっていたいのか」、ビジョンを明確にしておくべきです。

コンサルタントの場合、「自分で事業を始めたい」という目標を持って独立する人が多く、そのような人はフリーコンサルタントとしてもしっかりと結果を残している印象があります。

もちろん「フリーコンサルタントとして今より稼ぎたい」「ワークライフバランスを向上させたい」というビジョンでも構いません。その場合、「ファーム時代の○倍稼ぐ」「○年間で、〇〇円貯める」「○年後には東京と沖縄で2拠点生活を始める」「1年のうち○カ月は趣味の時間として使えるようにする」といった、より具体的な目標を設定することで、モチベーションアップにつながりやすいでしょう。

フリーランスに向いている人

独立する目的やビジョンが明確なのであれば、そこで改めて考えるべきなのが「フリーランスという働き方が本当に自分に向いているのか」です。

これまでお話ししてきた通り、同じコンサルタントという職業であっても、コンサルティングファーム所属とフリーランスとでは、働き方や必要になるスキルなど、異なる部分が多々あります。そのため、コンサルタントとしての優れたスキルがあっても、フリーランスに向いているとは限らないのです。

あなたは自分がフリーコンサルタントに向いていると思いますか? 向き・不向きをよく考えないまま独立して、「こんなはずじゃなかった」と感じる方も少なくありません。

まずは、フリーコンサルタントになると環境にどのような変化が起こるのか整理して、そのうえで改めて自分にとって「独立」がベストな選択なのかどうか検討してみてはいかがでしょうか。

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