年末年始に気をつけたい「子どもへの接し方」 「学校に行く間際」「出掛ける間際」の声掛けはNG

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最も大切なのは、親が子どもに「何を」伝えたいのかを、親自身が明確にすることです(画像:『10歳からの言いかえ図鑑』より)

年末年始のお休みは、いつもよりも子どもと過ごす時間も増え、日々忙しさのあまりにスルーしていたことに目を向けざるを得なくなる機会でもあります。普段から気になっていることがより一層、目につき、親子関係のトラブルに発展してしまうことも。ゆえに、年末年始の後は、親子や家族に関する悩み相談が増える傾向があります。

また、長かった自粛ムードもそろそろ氷解し、今年は久しぶりに親戚などが集まるという方も多いのではないでしょうか。すると否が応でも、ほかの子どもと比較したりする機会も増えてしまいます。穏やかに年末年始を過ごすかかわり方はもとより、普段のかかわりにプラスになるヒントをお伝えできればと思います。

子どもの自立を願う親の気持ち

子どもに「意欲をもって積極的に行動してほしい」と自立を願う親の気持ちは多かれ少なかれ誰にでもあると思います。しかし裏腹に、「やる気がない」「ダラダラしている」など日常の中で憂慮する場面に出くわすことも多く、ついつい叱咤激励のつもりで、強制するような言葉を使ってしまうことがあります。

「しっかりしなさい!」「早く!」「ちゃんとして」。このような声掛けは、どなたにでも経験があると思います。しかし、いくら言っても相手に届かないフレーズでもあります。それは、いずれも感覚的な表現だからです。

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