75歳医師が「最初にたんぱく質」を勧める理由 空腹を感じにくくなり、メタボ予防にも効果的

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40代、50代になって「最近、疲れやすい」「集中力が落ちた」「仕事のパフォーマンスが上がらない」と感じる人は、たんぱく質が足りていないのかもしれません(写真:vaaseenaa/PIXTA)
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毎日の食事は、健康で生きるための基本。とりわけたんぱく質は、筋肉の材料になったり、血糖値を下げたり、元気な体づくりに欠かせません。
現在75歳で骨密度が135%(正常値は80%以上)という医師の鎌田實先生の著作『医師のぼくが50年かけてたどりついた 長生き食事術』より、たんぱく質の効果的なとり方を一部抜粋してお届けいたします。

疲れやすさは「たんぱく不足」が原因かも

ぼくはこれまで、健康・長生きのための方法を幅広く提案してきましたが、そのど真ん中にあるのが「食事」。

とりわけたんぱく質は、筋肉の材料になったり、血糖値を下げたり、元気な体づくりに欠かせません。

40歳を過ぎると、毎年1%ずつ筋肉が減っていくといわれています。

筋肉は体を動かすだけでなく、集中力などの脳の働きにも関わります。

40代、50代になって、「最近、疲れやすい」「集中力が落ちた」「仕事のパフォーマンスが上がらない」と感じる人は、たんぱく質が足りていないのかもしれません。

また、高齢者にとって怖いのが、たんぱく質不足によるフレイルです。

フレイルとは、筋肉のおとろえにより心身の働きが弱くなった「虚弱」の状態で、65歳以上の8.7%がフレイル、40.8%がプレフレイル(フレイル予備軍)というデータもあるほど身近な症状です。

とくに女性はフレイルの割合が高いため、筋肉の材料であるたんぱく質を積極的にとる必要があります。

もちろん、若い世代や子どもの体づくりにも欠かせません。

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