75歳医師が「最初にたんぱく質」を勧める理由 空腹を感じにくくなり、メタボ予防にも効果的

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「たんぱくファースト」と「カーボラスト」で血糖値を安定させれば、空腹を感じにくくなり、メタボ予防にも効果的。

さらに、集中力が増して仕事や家事の効率アップも期待できるなど、いいことだらけです。

「鎌田式みそ玉」で筋肉を増やす

たんぱく質は、大切なのは三食の中でバランスよくとることが大切です。

とりわけ重要なのが朝のたんぱく質、略して“朝たん”。

高齢女性を対象とした調査(長崎大学と早稲田大学を中心とする研究グループによる調査報告)では、夕食よりも朝食にたんぱく質をとった人の方が、骨格筋指数や握力が高いという報告があり、これには体内時計が関わっていると考えられています。

だから朝食抜きというのが一番いけません。

ところが、日本人の3食のたんぱく量の割合は、若者から高齢者まで、夕食が最も高く、朝食はその半分程度。

この朝と夜のたんぱく量の割合を逆にするだけで、効率よく筋肉をつけ、フレイル予防につなげることができます。

朝たんの最強の味方は、やっぱりみそ汁。

ぜひ「鎌田式みそ玉」を活用してください。

鎌田式では、たん活に効くサバ缶やチーズ、野菜を入れて具だくさんのみそ玉にするのがポイント。毎朝、お湯を注ぐだけでみそ汁が完成。

ぼくはこのみそ玉を、とにかく忙しい朝の食事に革命を起こす秘策だと思っています。

たんぱく質だけでなく、朝食の量を全体的に増やして、朝食、昼食、夕食のバランスが4:4:2になるのが理想。

せめて。4:3:3を目指しましょう。

あるテレビ番組で、ぼくがこれを“朝たん生活”と言ったら、出演者の方からすごく好評でした。

これからは、全国に朝たん生活を伝えていきたいと思っています。

「鎌田式みそ玉」で作る「たんぱくみそ汁」

・サバ缶
・チーズ
・ほうれん草
サバ缶、チーズ、ほうれん草の「みそ玉」(写真:『医師のぼくが50年かけてたどりついた 長生き食事術』)
・大豆
・オクラ
・ほうれん草
大豆、オクラ、ほうれん草の「みそ玉」(写真:『医師のぼくが50年かけてたどりついた 長生き食事術』)
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