カルビー、ポテトチップス「食感だけで10種」の裏側 北海道で見た、独自開発品種「ぽろしり」も凄かった

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カルビーのポテトチップス最大の特徴は、自社グループで開発したオリジナル品種も原料に採用している点だ。「ぽろしり」もそのひとつ。

「カルビーでは、ジャガイモを種イモから生産し、さらに品種開発までしています。どちらも独自の取り組みです。このように『ぽろしり限定使用』や『日本を愉しむ!』を打ち出すことで、『ぽろしりって何?』『なぜ日本を?』という興味から、ジャガイモがどこでどのように作られているかにも関心を持っていただけたらと」(井上さん)

ジャガイモの生産調達専門会社カルビーポテト

カルビーグループが使う国産ジャガイモの調達量は約35万2000トン。国内生産量の約18%にも及ぶ。

そのカルビー向けにジャガイモを調達している会社が、カルビーポテトだ。カルビーの原料部門が分離独立してできた歴史がある。そのカルビーポテトの本社と馬鈴薯研究所は、日本一のジャガイモ産地である帯広市にあり、「ぽろしり」もここで開発された。

オリジナル品種「ぽろしり」育成の舞台裏と、原料に対するこだわりをさらに探るために、筆者は北海道に飛んだ。

五十嵐さん(写真提供:カルビーポテト)

出迎えてくれたのは、品種開発課課長の五十嵐俊哉さん。五十嵐さんは「ぽろしり」育成者のひとりでもある。

筆者が取材したのは、北海道産ジャガイモの収穫終盤。オリジナル品種の開発について聞く前に、近くのジャガイモ専用貯蔵施設を案内してもらった。

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