大谷翔平も?「トミー・ジョン手術」が急増したワケ 日本のエースは高校時代から肩肘を酷使してきた

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大谷翔平が2018年に続いて2回目の手術を受けるに至ったのは、彼が、MLB屈指の剛速球を投げる絶対的なエースだったからだ。しかも、今季はWBCの決勝戦でアメリカの主将、マイク・トラウトを三振に切って取った「スイーパー」という新たな変化球も多投した。これが肘に影響を与えた可能性があるだろう。

さらに言えば、投打でほぼフル稼働したことで、疲労が蓄積し、投球フォームが崩れ、肘に過度の負担がかかった可能性もあるだろう。

大谷の今回の手術はどのようなもの?

大谷の今回の手術については公開されていないが、報道によれば、2回目の手術は、近年、研究が進んでいる解剖学的な新しい術式で行われた。
2018年に再建した右肘の靭帯は軽症なのでこれは残して、人工靭帯(インターナル・ブレース)を上から補強したとされる。

また、別の報道では、2021年にツインズの前田健太が行ったように、トミー・ジョン手術を行うとともに、人工靭帯(インターナル・ブレース)を補強したのではないか、とも言われている。

前述のTommy John Surgery Listには、1回目の大谷翔平の名前はあるが、2回目はない。これは今回の大谷の手術が、トミー・ジョン手術ではなく、人工靭帯を補強しただけだからかもしれない。

しかし、手術後、報道陣の前に姿を現した大谷は、手術した右手とは反対の左手の手首から白い包帯状のものをのぞかせていた。これが右肘靭帯に使うために、左手の腱を切除した後だとすれば、前田健太のようにトミー・ジョン手術+人工靭帯補強を行った可能性もある。

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