名門校教師が勧める「頭がよくなる国語の本3冊」 苦手が克服できるメソッドが書かれている

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しかし、コピーアンドペーストをしてしまうと、頭を使うことになりません。ただ目に映ったものを手で書き写すだけなので、写真を撮っているのとほとんど同じですよね。これでは、自分の頭の中で何かを考えて、表現するということにはならないのです。

東大生の言い換え方

一度読んだら絶対に忘れない国語の教科書
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ですから東大に合格するような子は、先生の言ったことを、自分なりの言葉で言い換える場合が多いです。

「Aの結果として、Bが生まれることになりました」と先生が言ったら「Aにより、Bが発生」と少し言い換えてみたり、「A→B」と記号で書き換えてみたり。どのような形でも言い換えをして、自分の頭を使ってノートを取っています。

このような頭がよくなるノートの取り方というのは、誰かから習うきっかけがないと身につかないものです。そしてノートの取り方は、「うまい人の真似をする」ことでどんどん上手になっていくと思います。本書はその意味で、「真似するのにぴったり」な本だと言えるかもしれません。

いかがでしたか? 国語に苦手意識のある人ほど読んでみてもらいたい本を紹介させていただいたので、ぜひみなさん読んでみてください。

辻 孝宗 西大和学園中学校・高等学校教諭

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つじ たかむね

西大和学園中学校・高等学校教諭。1975年生まれ。岐阜出身。国語科教師として、20年余り、西大和学園の国語を率いている。常に新しいスタイルで展開される授業の人気は高く、定員40人の放課後講座に280人が申し込んだことも。その授業は楽しいだけでなく、最小限の努力で常に学年を全国1位にするので、生徒だけでなく教員にも信奉者が多い。

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