中国経済、崩壊する?北京大MBA生の考察【後編】 次の10年を牽引する「3つのポイント」とは?

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日本では、もはや「国」という大きな単位でひとつのストーリーを描き、それを全国民に共有するのは無理でしょう。もしかしたら、30年ほど前にバブルが弾けたときも、すでにそれはできていなかったのかもしれません。

私は経営者ですが、会社経営において、企業の方向性や考えを従業員に説き意思統一を図るのは、ごく一般的な行為です。それを国家という大きな単位で行えることは、国の経済活動にも大きく影響するように思います。

また、思想面だけでなく、専制的に政治力を行使できる体制というのは、特にこのビッグデータAI時代においては、ポジティブに作用する可能性が高いでしょう。

では、「次の10年の中国経済」はどうなるか?

高度なアルゴリズムと豊富なデータがあればあるほど、最適な答えを導き出すことは容易なことであり、その答えを実行に移しやすい体制を保持していることが、国家としての大きな強みのように思います。

それゆえに「超DX時代」においては、中国の政府一体型経済というのは極めて相性がいい可能性があります。

これらの3つポイントにて、インターネットからつながるこの高次元DXこそが、次の10年の中国経済を大きく成長させ、世界にインパクトを与えるXファクターになると考えています。

つまり、中国経済は崩壊するどころか、むしろ、ここからさらに大きく発展していくと考えます。

(前編はこちら

岡 俊輔 中国在住経営者 北京大学MBA23期生

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おか・しゅんすけ / Shunsuke Oka

1988年東京都生まれ。大学時代に中国に交換留学をし、在学時に中国ネットマーケティング会社を創業。当時講談社やTechwave等にて記事連載。CCI主催のSocial Media Week TOKYO等で登壇。

28歳の時に中華系広告代理店に就職。MGRとして中国ネット企業の日本市場広告代理事業の立ち上げをし売上約10倍。31歳の時に大手日系デジタル広告代理店の中国法人のCEOに就任、現在4期目。

Tech領域は19年にプログラミング学校G'sACADEMYピッチイベントGGAにて優勝。同年中国Web3業界で著名な李笑来氏の書籍翻訳。

HSK6級,HSKK高級(中国語最上級資格)。北京大学MBA23期生。

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