酒寄希望、ぼる塾で一番面白い人になるのは辞めた 悩み抜いて見つけた自分らしい芸人道とは?

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(写真:Woman type編集部)

私はついつい「こうでなければならない」と固定観念を持ってしまうのですが、「私らしく、ぼる塾らしくあればいい」と自分を縛り付けずに済むようになったのは、ぼる塾のメンバーたちが、1人ひとり違うことを認め合っていることも大きいと思います。

あんりちゃんの考えも、はるちゃんの考えも、田辺さんの考えも違うけれど、どれも間違っていない。

別に考えを1つに絞らなくていいよねって。酒寄さんもどれか1つに決める必要ないよ、自分のために行動してねっていつも言ってもらっています。

長年、自分を縛り続けてきた「芸人はこうでなければいけない」というステレオタイプから脱することができて、最近はすごく生きやすくなったと感じています。

育休後は苦しいことも多かったけれど、今は育休を取得して良かったと思っています。

育休を取ったことで、息子と一緒に過ごす時間をたっぷり取れたのはもちろん、田辺さんとの絆も深まったし、あんりちゃんやはるちゃんというかけがえのない存在もできました。

そして私自身、生まれ変わることができた。このもがく時間がなかったら、ずっと変わらないままだったかもしれません。

人の数だけ、仕事のかたちがあっていい

私は「こうでなければならない」という固定観念が強すぎて、育休中はすごく苦しかったけれど、それをメンバーたちに全部さらけ出すことができました。

4年ぶりの復帰ライブの後も号泣しながら自分の気持ちを全部吐露したところ、新しい視点をメンバーたちから与えてもらえた。

だからもし、今「私の仕事は、こうでなければならない。なのに私はできない」と固定観念に縛られて苦しんでいる人がいるとしたら、まずは「苦しいよ」って声に出してみるといいと思います。

声に出したら、きっとまわりの人は助けてくれるはず。

歯を食いしばって1人で自分の掲げる理想と闘っていると、周囲にいる人たちも声を掛けていいのかわからなくなっちゃうと思うんです。

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