部下が育たない上司が無自覚にやる「ダメ評価」4選 「自分はフラットに評価している」の思い込みは危険

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評価者として大切にしなければならないこととは(写真:アン・デオール/PIXTA)
「なぜこの評価なんですか?前より成長しているのに、納得できないです……」
部下からこのように言われたことはないでしょうか。『マネジャーのための人事評価で最高のチームをつくる方法』を上梓した川内正直氏は、「評価者としてフラットな視点で公平に評価しているつもりでも、知らず知らずのうちに過去のイメージに引っ張られてしまったり、評価の項目や基準が曖昧なまま進めてしまったりする管理職は少なくない」と言います。
その結果、「自分の頑張りを正しく評価してくれない」「ここにいても自分らしく成長できない」と感じ、転職を検討するような若手社員も見られるそうです。
前回:『「部下が育たない上司」がやりがちヤバい目標設定』

人事評価は部下への「メッセージ」である

そもそも人事評価とは、「部下とともに目標を設定して、評価をつけて、それを本人に伝え、また目標を設定する」というサイクルのことだ。今回は、「評価をつける」ステップについて解説する。

評価をつける際には、「公平に正しい評価をつけなくては……」と思うかもしれないが、万人にとって公平で完璧な人事評価制度は存在しない。そこで重要なのは、組織としてどんな仕事を評価するのかという方針、「メッセージ」を明確にすることだ。

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