40歳看護師✕「ロリータファッション」貫く生き方 日本発祥の文化!「二足のわらじ」海外で超人気

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20代後半からは、周囲の結婚ラッシュもあった。

「女性としてのライフステージ」を考えると、自身もパートナーを見つけなくては……。

婚活をはじめたものの、男性とのマッチングの場でもロリータファッションへの偏見があった。

「ロリータファッションと聞くと『ロリコン』と連想される方もいると思うんです。その偏見もあるのか、婚活では会ったとたんに、恥ずかしいようで、『一緒に歩きたくない』と言われることもありました」

「決意の年齢公表」でファッションが広まれば

男性に対して、女性からは「一度着てみたい」と好意的な反応もある。

さらなる転機だったのは、36歳での年齢公表

“今、最も見たい女性”を追っていたドキュメンタリー番組『セブンルール』(カンテレ)への出演で、風向きがまた変わった

「依頼された当初は、年齢を公表しないつもりでした。世間での『ロリータファッションは若くして着るもの』という目は感じていたし、モデルというより女性として、年齢を表に出す勇気がなかったんです」

それでも「ロリータファッションを広めるため」として一転、年齢公表を決意。

放送前は「年齢にふさわしくない格好をして……」と否定的な意見も覚悟していたが、ふたをあけてみたら「30代で青木さんのような格好をしても許されると知った」など、好意的な声が届いた。

「お菓子の国から来た人」のような偏見にも動じない(撮影:梅谷秀司)

SNSでは「ロリータババア」と痛烈な言葉を浴びせる人もいる。

しかし、相手も自分も考え方は「自由」と達観。

意思を貫かないとバッシングに負けてしまうし、ロリータファッションを愛する人たちの思いを背負いたい」という強さで、精力的に活動を続ける。

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