ロリータファッションとは、日本で生まれたファッションのいちジャンルだ。中世のお姫様や人形を思わせるドレススタイルの衣装が特徴。「日本発のサブカルチャー」として世界的に支持されている。
ロリータファッションモデルであり、訪問看護師としても活動する青木美沙子さん。17歳で「ロリータ」の世界に魅了され、40歳の今も自身の仕事に誇りを抱く。
日本ではニッチなファッションと認知されているが、近年、中国では「ロリータファッションブーム」が巻き起こるほどに。その波もあり、現地では「100万人」のSNSフォロワーを抱えるインフルエンサーとして、厚く支持されている。
モデルでの主軸は被写体から、企業とのコラボレーション商品開発に。青木さんが「10社以上」から熱い視線を浴びる背景とは。
*この記事の前編:40歳看護師✕「ロリータファッション」貫く生き方
*この記事の中国語版はこちら:"拥有百万中国粉丝"的日本模特,走近令人惊讶的她
17歳から自身のスタイルを貫き続ける
ロリータファッションモデルと、訪問看護師の「二足のわらじ」で生活する青木さん。本稿でクローズアップするのは前者、モデルとしての活躍だ。
17歳でファッション雑誌のストリートモデルをきっかけに、“日本発”であるロリータファッションの世界の虜に。
道中では「25歳を過ぎたらロリータをやめるべき」「ロリータババア」などと揶揄する声もあったが動じず、40歳の現在まで自身のスタイルを貫いてきた。
26歳で外務省の「カワイイ大使(ポップカルチャー発信使)」に抜擢されると、25カ国45都市を歴訪。以降も、ロリータファッションの第一人者として海外を渡り歩いた青木さんは現在、日本と中国を主な活動の場としている。
モデルの仕事では、被写体にとどまらず、企業とのコラボレーション商品開発にも企画段階から尽力。
ライブコマース市場の成長著しい中国でも実績を上げており、グローバルに活躍するための“インフルエンサー戦略”のヒントにもなりうる。
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