ロリータファッションが「日本発祥」の文化であるのは意外だ。そして近年、中国ではブームが起きている。
コロナ禍で一時的に渡航が制限されたが、青木さんは中国版コミケと称される「上海COMICUP」など、現地でのサブカルチャーイベントにも引っ張りだこの存在だ。
中国には「毎月」足を運んでいる。
ロリータファッション「聖地の人」として
中国でのSNSフォロワー数は「100万人」にのぼる。
ただ、X(旧・Twitter)やInstagram、YouTubeなどのアカウントは所有しているが、ネット規制のある中国からは閲覧できない。
そのため、青木さんは中国版Twitter「Weibo」や中国版Instagram「RED」のアカウントも所有。
10以上のSNSを「つねにスマホでチェック。コメントも念入りに返信している」というので驚く。
中国では「周囲と同じであるのが『美学』とされる日本とは異なり、オシャレで自分の地位をアピールしているのではないか」と、SNSをはじめ現地でロリータファッションが支持される理由を分析。
愛好者は男女問わずで「究極のバイセクシャルファッション」としても認知されているようだ。
さらに、近年注目される生配信を通してリアルタイムにアイテムを販売可能なライブコマースも追い風に。
市場規模数兆円とされる“ライブコマース大国”の中国で、青木さんはオンラインモール「Taobao」の配信でファンと交流し、成功を収めている。
中国の人口は、日本の10倍に匹敵。実際、ロリータファッションアイテムの売れ行きも「肌感覚では数字に比例する」と青木さん。
ことロリータファッション界では、日本発祥の文化であるため「聖地の人が来たと崇められる空気感。日本が持つブランド力を生かして、中国での活動をより強化できれば」と意気込む。
*この記事の前編:40歳看護師✕「ロリータファッション」貫く生き方
*この記事の中国語版はこちら:"拥有百万中国粉丝"的日本模特,走近令人惊讶的她
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら