所属事務所社長の一言で“タモリさん”に本腰を
28歳の活動初期から “タモリさん”のモノマネはレパートリーにあったが、当初は、同じくサングラスをかける井上陽水や松山千春、舘ひろしらの「モノマネメドレーのつなぎ」でしかなかった。
カツラを取り、オールバックで舘ひろしになりきる直前に「こんにちは、タモリで〜す。続いては、舘ひろし」とつぶやく程度。
本腰を入れたのは45歳だった2018年頃、所属事務所の社長が「タモさん、できるんじゃない?」と、背中を押した。
年齢を重ねたのも功を奏して、若い頃よりも“タモリさん”に似た風体に。「ほうれい線を深く……」「眉毛を上げたほうが……」と細かく分析し、表情筋に覚え込ませた。
転機の『ザ・細かすぎて〜』では「テレフォンショッキングのゲストに来たとんねるず」として、『森田一義アワー 笑っていいとも!』終了後について“とんねるず”が“タモリさん”を問いただすくだりを再現。
こにわとあしべが扮する“とんねるず”の「足を引っ張らないように」と、1分ほどのVTRを何度も見返して、本番で披露した
「あ〜、ごぼ天うどん!」
「それは絶対言うなって」
「決まってないよ何も!」
の4つの台詞を身体へ落とし込んだ。
コツをつかんで以降は「普段の“タモリさん”の声がうまく出せるようになった」と、ジョニーさんはいう。
現在はキャリア23年目、50歳にしてテレビでも引っ張りだこの存在に。しかし、ここまでの過程では苦労もあった。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら