鏡を見ながら「笑ってしまう」くらい似ていた
28歳でモノマネ芸人に。
活動初期から、“タモリさん”はレパートリーにあった。
しかし当初は、浜田省吾や舘ひろしなど、サングラスをかけた歌手に扮する「モノマネメドレーのつなぎ」として「こんにちは。タモリで〜す。続いては……」とつぶやく程度。
40代半ば、所属事務所の社長から「タモさん、できるんじゃない?」とすすめられ、本腰を入れて研究するようになった。
当時はスキンヘッドであったが、髪の毛を伸ばしたところ「歳をとったせいか、顔が似てきた」と実感。
研究の成果を確かめるべく、鏡を見ながら意識的にほうれい線を落とし、眉毛を上げたら「自分でも笑ってしまうくらい」に板に付いた。
しかし、当初は表情だけだった。
“タモリさん”の独特な「会話の間」、話し方を分析しはじめたのは『ザ・細かすぎて〜』の最終オーディション参加がきっかけに。
共演するこにわとあしべの「足を引っ張らないように」と、猛練習した。


















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