佐久間宣行「不祥事の渡部建」起用に学ぶ育成術 大バッシングが止まぬ中で再起の場を与える
元テレビ東京の社員であり、現在フリープロデューサとして活躍する佐久間宣行さん。佐久間さんの人材育成ノウハウは、ビジネスマンにとっても参考になる部分が大いにあります。
前回の記事ではインパルスの板倉俊之さんのエピソードから、本人の「可能性を見いだす」能力の重要性について紹介しました。後編の記事では、板倉さんや、アンジャッシュの渡部建さん、元AKB48の福留光帆さんの話を交えながら、引き続き佐久間さんの人材開発術について解説していきます。
マネジャーが一緒に挑戦の場に立つ
佐久間さんは脚本の執筆や、番組のプロデュースだけで、「あとは現場に行ってこい」と演者を放置するのではなく、佐久間さん自身が、時には一緒に場に立ちながら、演者と並走しています。
例えば佐久間さんのYouTube番組『佐久間宣行のNOBROCK TV』内で、板倉さんが「嫉妬した芸人ベスト10」を発表する企画がありました。
板倉さんは「20代の頃だったらマジなのは言えなかったかも……(笑)」と前置きしつつ、今だからこそ話せる本音を赤裸々に話してくれていました。自分にないものを持つ芸人たちに対して感じた悔しさや、嫉妬心を飾らずに話すのは勇気がいることです。板倉さんの話は、人間味があってぐっと引き込まれます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら