大活躍「ロバート秋山」なぜ「天才」と呼ばれるのか 令和の正統派「万能」コメディアンの魅力とは
ロバート・秋山竜次は、いままさに旬の芸人のひとりだろう。特にここ最近、テレビなどで姿を目にする機会がぐんと増えた印象だ。超個性的なオリジナルキャラクターに扮する「クリエイターズ・ファイル」などマニアックな芸風のイメージも強かったロバート秋山が、なぜいまこれほど存在感を増しているのか? その魅力を掘り下げてみたい。
「体ものまね」と「クリエイターズ・ファイル」
改めていうまでもなく、秋山はお笑いトリオ・ロバートのメンバー。ロバートは、2011年に「キングオブコント」で優勝した実力派。一方でキャリアを重ねるなか個人での活動にも精力的に取り組んできた。そして秋山は、ソロでも頭角を現すように。
たとえば、「体ものまね」は有名だろう。着ているTシャツの裏地に梅宮辰夫の顔写真がついていて、脱ぐ要領でひっくり返すと秋山の顔が隠れ、日焼けした裸の上半身のちょうど上のところに梅宮の顔が来る。
秋山のがっちりした体形を生かした代名詞的ネタだ。つい最近、あの大谷翔平の体ものまねTシャツまで発売された。同じラインとしては、『シューイチ』(日本テレビ系)でアルコ&ピース・平子祐希と組んだ「体格ブラザーズ」という人気企画もある。
秋山の評価を一気に高めたと言えるのが、さまざまな職業の人物になりきる「ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル」である。みな架空の人物だが、妙なリアリティのあるところが共通点だ。
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