モデルとして、Webメディア「KERA STYLE」をはじめ数々の媒体を彩る青木さん。
一方、比較的「高価」なロリータファッション界でリーズナブルなアイテムを提供するしまむらとのコラボレーションブランド「m♡petit by misako」など、10社以上で商品プロデュースも展開している。
ニッチなロリータファッションを「マス」にとの思いで、日々の活動に注力。
シフト制の訪問看護師として月数回働き、モデルとの並行で「二足のわらじ」どころか、ロリータファッション界の仕事だけで「五足ぐらい」と冗談まじりに微笑むほど、毎日がせわしない。
「価格帯」に沿って「ブランド」を徹底的に研究
それでも、取り組む姿勢は全力。
被写体は、いわばファッションを「見せる」仕事だが、プロデュースともなると「商品が売れなければ一度きりで契約も切られてしまうし『生きるか死ぬか』レベルの勝負」だと意気込む。
高価格帯ブランド「PINK HOUSE」とのコラボレーションによる「PINK HOUSE×misako aoki」では「1着10万円」ものアイテムも開発。
先述のしまむらとのコラボレーションブランド「m♡petit by misako」では、数百円〜数千円のアイテムを手がける。
自身の経験を糧に「依頼された時点で、ブランドを自主的に研究してから商品開発へ参加する」と徹底している。だから、企業からの依頼が絶えないのだろう。
加えて、ロリータファッションから遠ざかってしまった層の支持も厚い。
実際、結婚や出産によるライフステージの変化で「あきらめていたけど、40歳の美沙子ちゃんが着ているなら」として、カジュアルなアイテムを愛用するファンも。
青木さんは「年相応のファッションはないという価値観が広まってきたから、ロリータファッションの需要もあるのではないか」と分析する。
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