60歳過ぎてもやけに元気な人が食べているモノ 最も効率的にたんぱく質を摂取できる方法

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他国を見ても、世界で最初に平均寿命が50歳を超えたのは、世界でも肉食と乳製品の消費量が多いことで知られるオーストラリアとニュージーランドでした。その後、20世紀の初めにアメリカやヨーロッパなどの肉や乳製品を食べる文化が根付いた国々の平均寿命が50歳を超えます。さらにその50年後となる戦後、日本人もたんぱく質をたくさん摂るようになり、ようやく日本人の平均寿命が50歳を超えました。

ここで「ならば、どうして世界各国の寿命を追い抜いて、日本人の寿命が世界で一番長くなったのか?」と疑問に思われるかもしれません。その理由は、欧米のように肉だけではなく、魚や大豆など複数のたんぱく質を摂取する食文化が根付いていたからだと考えられています。

食べ物は1つの食材に偏らず、満遍なく食べたほうが、体に必要な栄養素を多く摂取できるので、健康維持に効果的です。

なお、たんぱく質をたっぷり摂る時間帯は、朝や昼など、できるだけ早い時間帯がベスト。人間の内臓は、時間帯によって動きが変わります。たんぱく質は、腸の中でアミノ酸に分解され、肝臓で消化吸収された後、それぞれの体にとって必要なたんぱく質へと作り変えられるのですが、それを行う肝臓は朝から14時くらいまでの間、活発に動きます。ですので、たんぱく質はこの時間帯に摂ることが、体への負担が一番少なくなります。

毎日、1食は「肉」を食べましょう

さまざまな食材の中でも、最も効率的にたんぱく質を摂取できるのは「肉」です。肉が苦手でなければ、できることなら毎日、1食は積極的に肉を食べてほしいと思います。その理由の1つは、肉に含まれているたんぱく質は分解と吸収が早いため、他のたんぱく質よりも、効率的に摂取することができるからです。

その他にも、肉にはセロトニンの材料となるアミノ酸・トリプトファンが豊富に含まれているため、食べると幸福感が高まる効果があります。

脳内の神経伝達物質であるセロトニンは、意欲の向上やうつ病の防止に役立ちます。日々、何気ないことに幸せを感じられる人と何かにつけて文句を言う人がいますが、前者は脳内のセロトニンが多く、後者はセロトニンが少ないのだと思います。

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