60歳過ぎてもやけに元気な人が食べているモノ 最も効率的にたんぱく質を摂取できる方法

拡大
縮小
さまざまな食材の中でも、最も効率的にたんぱく質を摂取できるのは「肉」です(写真:shige hattori/PIXTA)
高齢者専門の精神科医として6000人以上の患者を診てきた和田秀樹さんが上梓した『60歳からはやりたい放題[実践編]』。前作『60歳からはやりたい放題』に続いて、具体的に「どうすれば60代以降の人生をさらに楽しめるのか」「どんな点に気を付けるべきなのか」を、60個のコツにして解説しています。同書より一部抜粋・再構成してお届けします。

たんぱく質は「体重×1.5g」の摂取を目安に

60代以降が、毎日必ず摂取してほしい栄養素。それは、たんぱく質です。たんぱく質は、筋肉はもちろん、内臓や骨、歯、肌などの原料になります。たんぱく質が不足すると、内臓の機能がどんどん衰えていくし、筋肉や骨も弱ってしまうし、肌もハリを失い、一気に老けた印象を与えます。

その他、たんぱく質は免疫機能を維持する物質の材料になるので、不足すると免疫機能が衰えてしまいます。年を取ると風邪をこじらせて、肺炎などを起こして亡くなる高齢者が多いのは、たんぱく質の不足で免疫機能を弱らせてしまうのも一因です。早死にせず、60代からきちんとした体を作るためにも、たんぱく質はしっかりと摂りましょう。

では、1日にどのくらいのたんぱく質を摂るべきなのでしょうか? 1日に必要なたんぱく質の割り出し方は、一般的には「体重(kg)×1g」と言われていますが、年齢が上がるにつれてたんぱく質から筋肉を作る効率はどんどん落ちていきます。なので、できれば60代以上の方については、「体重(kg)×1.5g」を1日のたんぱく質摂取の目安にしてほしいと思います。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT