「頭のいい人」がやってる集中力を高める簡単方法 意志に頼らず「仕組み」で集中力を高める
このときの私は、試験直前の3日間で知識の確認を行わなかったため、それまで確実に覚えていた知識が少しずつ抜けてしまい、記憶が怪しくなっていました。本番の試験では、それまでの模試では間違えたことのないような問題も、自信をもって解答することができませんでした。必然的に模試より時間がかかり、余裕がなくなって焦る気持ちが募っていきます。司法書士試験は午前の部と午後の部があり、どちらかで基準点に達しなければその時点で不合格になります。午後は気持ちを立て直して目標どおりの点を取れたものの、午前中の得点が伸びず、足切りで不合格になりました。
では、どうすればよかったでしょう。
おすすめしたいのは、所有をやめてしまうことです。
私の場合だと、司法書士試験の不合格が決まってから、家にあるゲーム機を売却しました。疲れたときも、ゲーム自体が手元にないのでありません。これで誘惑に負けることはなく、翌年は無事に合格することができました。
このように、娯楽品は売ったり知人にあげたりして、受験期間中は手元からなくしてしまうことが一番の対策になります。
スマホはどうすべきか
続いて、スマホなどの必需品です。これらは娯楽品と異なり、所有しないという選択は難しいです。スマホがなければ、仕事や生活に大きな支障が出てしまいます。そのため、それらに影響が出ない範囲で機能を制限することが現実的でしょう。
具体的には、アマゾンプライムやネットフリックス、DAZNなどのコンテンツを見られるサービスはなるべく解約したほうが良いように思います。
スマホのゲームは基本的にアンインストールし、課金もできないように制約をかけましょう。さらに、毎月の契約ギガ数を極力少なくし、娯楽のために使用するにはなるべく不便にするとよいでしょう。
家で勉強する場合は、思いきってスマホの電源を切り、勉強する部屋からなるべく遠い場所にしまっておきましょう。
図書館や自習室で勉強する場合は、家に置いていったり、コインロッカーに預けたりしてから勉強すると、集中しやすいと思います。
通勤や仕事の休憩時間に勉強する場合は、電源を切ってカバンの最深部にしまっておくとよいでしょう。