六厘舎の「朝つけめん・740円」におったまげた朝 朝しか食べられない特別感は最高の調味料だ

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福島県や静岡県が発祥といわれる、朝からラーメンを食べる「朝ラー」という風習が全国に拡大し(諸説あり)、東京でも、早朝営業をしているラーメン店、つけめん店は多いのですが、朝限定のメニューがあるお店は案外少ないのが現状です。

「朝だけしか食べられない」特別感を楽しんで

朝だけしか食べられないという特別感が、最高の調味料(筆者撮影)

コロナ禍により、営業時間の短縮を余儀なくされた際に、「幸楽苑」や「一風堂」など、朝食メニューをはじめたラーメンチェーンもあったのですが、いつの間にか終了してしまいました。

「わざわざモーニングメニューをやらなくても、来る人は来る」ということなのかもしれませんが、「六厘舎」の系列店であるラーメン店「孫鈴舎(まごりんしゃ)」も、「朝らーめん」を提供しており、立地ややり方次第では、朝限定メニューにニーズはあるのではないかと感じています。

朝専用で開発されたスープは、旨味はたっぷりながら、重すぎず食べやすい(筆者撮影)

毎日食べるには重いのですが、たまに食べる「朝ラー」「朝つけめん」は、朝からジャンクな食事を食べるという背徳感がスパイスとなり、このうえないおいしさです。「朝用にわざわざメニュー開発した」という特別感のあるメニューだと、さらに幸福度と満足度がアップします。

「朝ラー」の人気拡大と、さらなる朝限定メニューの登場を、モーニングファンとしては切に願ってやみません。

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。
チェーン店最強モーニング
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大木奈 ハル子 ブロガー・ライター

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おおきな はるこ / Haruko Ookina

40代のサブカル好き主婦ブロガー・ライター。東京都港区の、狭くて古い(30平米築50年)ボロマンション在住のミニマリストで、夫と猫と同居中。趣味はチェーン店の朝メニュー食べ歩き、特技は節約とDIY。日本聴導犬協会の、子犬預かりボランティア活動中。著書に『台所図鑑』(大和書房)がある。テレビ出演は『THE TIME,』(TBS系)など。『東洋経済オンラインアワード2023 クリエイティブ賞』受賞。アメブロ公式ブロガー。
アメブロ:https://ameblo.jp/1room2live/
朝メニューブログ:https://865.games/
X(旧ツイッター):@tei_nai

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