「ハンバーガー」が夏バテの原因となる医学的根拠 活力ある腎臓を保つには「スクワット」も有効

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有酸素運動でお勧めしたいのは、「ゆっくりジョギング」とウォーキングです。1日20〜60分を週に3〜5回行うといいでしょう。筋力が落ちて長く運動できない人は、無理をせず、散歩を少し楽しむ程度でもかまいません

運動をする習慣がない人にお勧めの有酸素運動が、「ゆっくりジョギング」です。

ウォーキングとジョギングの運動効果は2倍も違う

「運動習慣がないのに、いきなりジョギング?」と疑問に思われるかもしれませんが、歩幅を狭くしてゆっくりと走るので、誰でも簡単に始められます。

ポイントは、スピードです。7分かけて1㎞を進む程度の速さで進むので、早歩きと変わりません。

私の場合は、1回2㎞ぐらいのゆっくりジョギングを、週3回行っています。

ゆっくり走るぐらいならば、早歩きでいいのではないかと思われるかもしれません。しかし、同じ速さでウォーキングとジョギングをした場合、運動効果はジョギングのほうが2倍も高いことがわかっているのです。

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また、大またで早く歩くよりも、小またでゆっくり走るほうが、着地するときに地面から受ける衝撃が小さくなることも報告されています。

ただ、すでに股関節やひざ、足首に痛みがある場合は、専門医と相談してから行ってください。

ゆっくりジョギングならば、スポーツウェアやシューズを着用する必要はありません。普段、出かけるときの服装と履き慣れた靴で始められます。

買い物に行く途中や、散歩の合間に、数分でかまわないのでゆっくりジョギングを取り入れて、有酸素運動を行う習慣をつけるといいでしょう。

こうした運動は、暑さが厳しい日中ではなく、午前中か夕方以降の実施をおすすめします。

髙取 優二 医学博士、腎臓専門医

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たかとり ゆうじ / Yuji Takatori

1975 年生まれ。鳥取大学医学部卒業後、岡山大学病院腎・免疫・内分泌代謝内科などを経て、現在は埼友草加病院外来医長。抗加齢医学(アンチエイジング)の観点から、腎臓病を捉えなおす新たな手法に取り組んでいる。日本腎臓学会専門医・指導医、日本透析医学会専門医・指導医、日本抗加齢医学会専門医。『世界一受けたい授業』『林修のレッスン!今でしょ』など、人気番組の医療監修を多数手がける。

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