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「社員の7割が障がい者」チョーク会社の誕生経緯 24時間テレビでドラマ化される日本理化学工業

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  • 坂本 光司 経営学者、人を大切にする経営学会会長
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チョークなので、いろいろな色があります。であれば、ラインに流す材料も容器の色であらわせばいい。また、数字が読めない人は、量りの目盛りが読めなくても使えるように、必要な分量分のおもりをつくって「青い容器の材料は青いおもりで量って混ぜる」と教えておけば間違えない。

機械を何分動かすか、ということも、稼働時間をはかって砂時計をつくり、ひと目でわかるようにする。

「スイッチを入れたら砂時計をひっくり返して、砂が全部落ちたら機械を止めるんだよ」と伝えれば、そのとおりにやれる。

一人ひとりにつき添いながら、何ができて、何ができないのかということを少しずつ理解していき、人に合わせて工程を組み立てていく。

能力を最大限に発揮させる

能力に合わせて作業を考え、その人に向いている仕事を与えれば、その人の能力を最大限に発揮させることができ、決して健常者に劣らない仕事ができることがわかったそうです。そうやって創意工夫を繰り返していきながら知的障がいのある人を採用し続け、それが50年にもなったそうです。

日本理化学工業で、私は二度と忘れることのできない経験をしました。あるとき、私はこの会社を訪ねて、社長と話をしていました。

「お客さんだ」ということで、応接室にコーヒーをもってきてくれたおばあさんがいました。「よくいらっしゃいました。どうぞコーヒーをお飲みください」と、小さな声で言うと、また、お盆を持って、帰っていきました。

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