「社員の7割が障がい者」チョーク会社の誕生経緯 24時間テレビでドラマ化される日本理化学工業
社員の7割が障がい者の会社
従業員約50人のうち、およそ7割が知的障がいのある方々で占められている神奈川県川崎市のその会社は、多摩川が近くに流れる、静かな環境のなかにあります。
1937年に設立された日本理化学工業は、主にダストレスチョーク(粉の飛ばないチョーク)を製造しており、50年ほど前から障がい者の雇用を行っています。
そもそものはじまりは、近くにある養護学校(現:特別支援学校)の先生の訪問でした。1959年のある日、一人の女性が、当時は東京都大田区にあった日本理化学工業を訪ねてきたそうです。
「私は養護学校の教諭をやっている者です。むずかしいことはわかっておりますが、今度卒業予定の子どもを、ぜひあなたの会社で採用していただけないでしょうか。大きな会社で障がい者雇用の枠を設けているところもあると聞いていますが、ぜひこちらにお願いしたいのです」
障がいのある2人の少女を、採用してほしいとの依頼でした。


















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