「政府は赤字が基本?」100人の島に例えて解説 日本国が存続する限り、円の価値は消えない

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世界の主要国政府も債務量を増やしている

以下のグラフは、2001年時点でのその国の債務量を「1」として、債務量がどのくらい変化したかを示すグラフです。事実として、世界中の政府も債務量(≒通貨発行量)を増やしていっています。

(出所:『東大生が日本を100人の島に例えたら面白いほど経済がわかった!』)

(2021年時点では)日本の政治は「政府と日銀を合わせて考えても債務超過している。ヤバい。債務を減らそう! 増税したり支出を減らしたりしよう!」という方向に動いています。

これを前々回前回の記事で示した西遊記の孫悟空の例え話で言えば、「え、オラとカッパ君を合わせたら、債務が1000億エン分もあるじゃねえか! なんかやべえぞ。無駄遣いをやめよう。財源が足りない! 増税しよう! もってくれよ国民の身体! 消費税3倍だあぁああ」と騒いでいるような状況になります。

実際は、孫悟空が「強い」限り、債務不履行にはならないのでまったくヤバくはありません。

もしも孫悟空とカッパ君が「エンが足りないから、保育園増やせねえし、保育士の給料上げられない。すまねえ」と言ったら、どうでしょう。

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