インフルエンサーが「あえて炎上」する納得の理由 無料情報の背景にアルゴリズムや経済的合理性

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「1億総メディア化」となった時代に取るべき、最善の「情報戦略」とは(写真:metamorworks/PIXTA)
SNSが普及し、「1億総メディア化」となった現代社会。しかし、流通する情報量自体が爆発的に増えた結果、一体何が「確かな情報」で「価値ある情報」なのか、わからなくなりつつあります。
そんな時代に取るべき、最善の「情報戦略」とは? 米重克洋さん(@kyoneshige)の書籍『シン・情報戦略 誰にも「脳」を支配されない 情報爆発時代のサバイブ術』より一部抜粋してお届けします。

良質な情報を入手するにはお金がかかる

本書のサブタイトルは“誰にも「脳」を支配されない 情報爆発時代のサバイブ術”としている。この本を手にとっているあなたは、他人に「脳」を支配されず、良質な情報を自らの意思でしっかり吟味して自分のビジネスに活かしたり、好奇心を満たしたりしたいと思っているだろう。

情報の「良質」さの定義は人により様々だが、あえて分かりやすく例示すれば、その情報を得ることで

・仕事や生活のうえで、より良い意思決定の役に立つ
・金銭や時間を浪費せずに済む
・精神的な満足感や知的好奇心に適う

といったことが言えると思う。

だが、最近はそれら「良質」なコンテンツは有料の壁の向こう側にあることが多い。特に経済やビジネスに関するニュース、その解説に関するコンテンツはその傾向が強い。この流れは止まらない。良質な情報をタダで受け取るのは相当骨が折れることであり、より効率的に見つけ出すにはまず情報にお金を払うマインドが必要になる時代だ。

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