月50億PV「Amebaブログ裏側」を"中の人"に直撃 ブロガーなら知りたい"バズる近道"聞いてみた

拡大
縮小
株式会社サイバーエージェント Amebaブログ事業部責任者の山本翔大氏(撮影:今井康一)
この記事の画像を見る(5枚)
短文や写真、動画を投稿できるSNSが全盛の時代。かつて、情報発信の手段として活用されていたブログは“オワコン”だと指摘する声もある
しかし、本当にそうか。サイバーエージェント社によるブログサービス「Amebaブログ」(以下、アメブロ)は、今なお「延べ7500万人」もの月間訪問者数を獲得。サービス内では多くのブロガー、読者が交流を図っている。
いまだに根強い支持を得る背景。そして、ブログをきっかけにインフルエンサーとして飛躍のチャンスをつかむコツとは。同社のAmebaブログ事業部に尋ねた。

2004年9月にサービスを開始した「アメブロ」は、サイバーエージェント社の主力事業である。

立ち上げ当初、広告代理店事業が主力だった同社が「メディア企業に生まれ変わるきっかけになった」と解説するのは、Amebaブログ事業部責任者の山本翔大氏だ。

「短文投稿のSNSが主流の時代」でも支持を獲得

同社による2023年10〜12月期の資料では「国内最大級のメディア」として、ユーザーに広く浸透。月間訪問者数は延べ7500万人月間PVは50億回月間ブログ投稿数は550万件に及ぶ。

ユーザー属性は「読者とブロガーの双方で女性が7割、30〜50代が全体の8割」を占める。

人気ジャンル「子育て」「ファッション」で、ブロガーが「等身大のライフスタイル」を発信するコンテンツへの需要が高いという。

短文投稿型SNS「X(旧・Twitter)」や、写真や動画の投稿が主目的のSNS「Instagram」。ショート動画の投稿が主目的のSNS「TikTok」など、競合プラットフォームが数多くある現代で、なぜ、今なお「アメブロ」は愛されるのか。

次ページ読者とブロガーをつなぐ「コミュニティの役割」も
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT