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生成AIを「ブーム視」する人が知らない真の影響力 東大・松尾豊教授が語る生成AIのこれから

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ChatGPTなどの生成AIは、今後どう発展し、社会に影響を与えていくのか。日本におけるAI研究の権威、松尾豊氏に聞いた。

東京大学大学院 工学系研究科 松尾豊教授
松尾 豊(まつお・ゆたか)/東京大学大学院 工学系研究科 教授。1975年生まれ。97年東京大学工学部電子情報工学科卒業。2002年博士(工学)。19年から現職。日本ディープラーニング協会理事長など役職多数。日本の深層学習研究の第一人者。(撮影:ヒダキトモコ)

特集「ChatGPT 超・仕事術革命」の他の記事を読む

ChatGPTのブームが収まらない。7月24日発売の『週刊東洋経済』は「ChatGPT 超・仕事術革命」を特集。個人での利用に次いで、今、企業でのビジネス活用も盛り上がりを見せる。そんな生成AIの「最新事情&実践術」を大公開。いち早くChatGPTを特集した本誌だからこそお届けできる特集シリーズ第2弾。
【「ChatGPT 超・仕事術革命」 東洋経済オンライン版・更新予定】
<無料配信>「ChatGPT」を一過性ブームと考えてはいけない訳
<無料配信>生成AI搭載Office「月30ドル課金」は妥当なのか
7月27日(木)生成AIの企業導入「本腰」と「なんとなく」の差
7月28日(金)ChatGPT「有料版」に月20ドル出す人が得る価値
7月29日(土)読書猿氏が直伝「ChatGPTを独学に生かすツボ」
7月30日(日)歴史家・ハラリが「ChatGPT後の人類」に鳴らす警鐘
7月31日(月)生成AI「社内導入担当者」が最低限知るべき論点
8月1日(火)三菱UFJ銀行「生成AI活用」で効果感じた固有業務
         日立製作所「生成AI×メタバース」で現場に革命
8月3日(木)マーケティングにGPT導入した企業が得た「飛躍」
         対話側AIは「ECの壁」を打破できるかもしれない
8月4日(金)EY、コンサル稼働時間を「20分の1」にした超活用術
         最大手が語る「AIコールセンター」が案外難しい訳
8月5日(土)  四季報から厳選!これが最新の「生成AI銘柄」だ
8月6日(日)アンケートから厳選!「私のChatGPT仕事術」大賞​
8月7日(月)パナと日清「生成AI先行導入」企業が得た果実
8月8日(火)今さら聞けないChatGPTを「上手く使う」5つの基本
8月9日(水)デジタルの達人が語る、AIを日常使いするコツ
8月10日(木)マイクロソフト「生成AI」で狙うクラウド首位の座
8月11日(金)エヌビディアGPU争奪戦「納期は1年先」の影響度
8月12日(土)教育現場が生成AI台頭に「無関心」という大問題
8月13日(日)生成AI「フェイク蔓延」撲滅へ向けた長い道のり
8月14日(月)日本企業が「LLM自社開発」を続々標榜の疑問
8月15日(火)米国がAIの「権利章典」を策定した背後の危機感
(一部タイトルは誌面上のも。公開から2日間は東洋経済オンライン会員であれば無料で閲覧できます。以降は有料会員限定となります)
週刊東洋経済 2023年7/29特大号(ChatGPT超・仕事術革命)[雑誌]
『週刊東洋経済 2023年7/29特大号(ChatGPT超・仕事術革命)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

──生成AIをビジネスで活用する動きが進んでいます。これは一時的なブームなのでしょうか。

AIブームは過去に3度あった。生成AIの普及は、第4次AIブーム到来といっていいかもしれないが、一方で、今起こっているのは、「ブーム」という言葉とはまた違った次元の現象だ。生成AIは、今後数年かけて世の中に一気に普及し、インパクトを与えるだろう。それが目に見えている。

──どういうことですか。

革新的な技術の「種(たね)」は、登場してから社会に広がるまで、一定のラグがある。さらに、社会に与える影響のマグニチュードも変わっていく。

どこまで大きなマグニチュードになるのか

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