生成AI搭載Office「月30ドル課金」は妥当なのか エクセル、パワポが激変!使い勝手を先行解説

拡大
縮小
生成AIがOfficeソフトに搭載されるMicrosoft 365 Copilot。米国での提供価格は月30ドルと強気だ(写真:マイクロソフト提供)
ChatGPTのブームが収まらない。7月24日発売の『週刊東洋経済』は「ChatGPT 超・仕事術革命」を特集。個人での利用に次いで、今、企業でのビジネス活用も盛り上がりを見せる。そんな生成AIの「最新事情&実践術」を大公開。いち早くChatGPTを特集した本誌だからこそお届けできる特集シリーズ第2弾。
週刊東洋経済 2023年7/29特大号(ChatGPT超・仕事術革命)[雑誌]
『週刊東洋経済 2023年7/29特大号(ChatGPT超・仕事術革命)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

日々の業務が激変するのでは──。多くのビジネスパーソンが熱い期待を寄せているのが、米マイクロソフトが3月に発表した「Microsoft 365 Copilot」だ。

マイクロソフトのワード、エクセル、パワーポイントなどは仕事に必須だが、豊富な機能を覚えるのに一苦労。望ましいクオリティーに到達するまでに膨大な手作業が発生するなど、悩み多きツールでもある。

これに、GPT-4をベースとした大規模言語モデル(LLM)が搭載される。対象となるのは、ワード、エクセル、アウトルック、チームズなどの主要アプリ。Microsoft Graph、365アプリ内にあるデータと組み合わせて使うことができる。

7月18日(米国時間)には、懸案の価格も発表された。当初は、大企業向けのMicrosoft 365 E3(月36ドル)、 E5(同57ドル)、中小企業向けの Business Standard(同12.50ドル)、Business Premium(同22ドル)の4つのプランの利用者向けに、追加サービスとして月30ドルで提供される。あくまで米国での価格だが、日本市場向けもこれと近い価格設定で始まりそうだ。

日本円にして、追加で4000円強。かなり強気の価格設定だが、実際どんなことが可能なのか。その使い方を一足先に紹介しよう。

次ページ指示はできるだけ具体的に
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT