生成AI搭載Office「月30ドル課金」は妥当なのか エクセル、パワポが激変!使い勝手を先行解説

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ソフトに搭載されたAI(人工知能)が真価を発揮するのは、議事録や財務資料など、参照できるデータがすでにある場合だ。社内クラウド上などにそうした資料を蓄積している企業ほど価値を実感しやすいだろう。AIの動作はどのアプリも基本的に同じで、問いかけに応じて指定されたデータを参照し、作業を代行してくれる。

例えばエクセルの場合。画面右に表示されるチャット画面でAIに指示をすることで、膨大なデータから特徴を発見する、データから見やすい図表を作るといった、手間のかかる作業を、ものの数十秒でやってくれる。「エクセルは機能の一部しか使っていない人が圧倒的多数。そんな機能を自然言語で呼び出せるようになったのは画期的」(日本マイクロソフト)。

指示は具体的に

指示は、できるだけ具体的にするのが肝心だ。裏で動いているのはGPTなので、「あなたは◯◯です」といった回答精度を上げる質問のコツはそのまま適用可能。普通の対話でも十分意図をくんでくれる。こちらが次に依頼しそうなことを選択肢として示すサービス精神もある。

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