三菱UFJ銀行は、銀行ならではの非効率業務に生成AIを活用しようと一部行員を対象とした試行をスタートしている。
ChatGPTのブームが収まらない。7月24日発売の『週刊東洋経済』は「ChatGPT 超・仕事術革命」を特集。個人での利用に次いで、今、企業でのビジネス活用も盛り上がりを見せる。そんな生成AIの「最新事情&実践術」を大公開。いち早くChatGPTを特集した本誌だからこそお届けできる特集シリーズ第2弾。
社内の非効率業務にChatGPTを活用しているのが、銀行だ。4月、国内メガバンク3行はそろって業務活用を表明。6月には京都銀行が地方銀行として初めて試験導入を発表した。
最大手の三菱UFJ銀行は、5月から一部行員を対象に社内システム上での利用を開始した。
「銀行業務は事務処理の集合体。特有の非効率業務を変えたいというニーズがあった」。そう語るのは、チーフ・デジタルトランスフォーメーションオフィサー補佐の各務茂雄氏だ。
ChatGPTの活用は年初から検討していたが、機密情報を多く扱う業種ゆえ、安全性への懸念が壁だった。
が、3月に米マイクロソフトの法人向けクラウドサービスがChatGPTに対応したことで道が開けた。「セキュアな環境で使えるようになり、アクセルを踏んだ。役員に打診すると、どんなことに使えるか取りまとめてくれ、と」(各務氏)。
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら