そして、極めつけが、最後の
というキレ気味な「絶縁宣言」でした。
危機管理における「7つめの悪手」が「感情的になってキレる」こと。
歴史をさかのぼって、雪印乳業の社長の「私は寝てないんだ!」発言に匹敵するかもしれない、この暴言。
自らの行動を「忖度だ、長いものに巻かれている」などと卑下したかと思えば、「そんなくだらないことを言う人たちに用はない」という捨て台詞。
【1】コミュニケーションの「目的」と「手段」を取り違える
【2】「一方的な言い分」を押しつける
【3】「もともと持っているイメージ」との乖離
【4】「ネガティブワード」を連発する
【5】言い訳三昧
【6】「いらない情報」がてんこ盛り
【7】キレる
下手にペラペラしゃべって炎上するぐらいなら……
以上、今回の掟破りだらけの発言は、カセットテープにダビングして、擦り切れるほど聞いた私のような「弱小ファン」にとっても、本当に悲しい、切ない内容でした。
危機管理においては、(ご本人にその意識はなかったのかもしれませんが)、「言えばいい」というわけではありません。
今回の場合、下手に、ペラペラしゃべって炎上するぐらいなら、「ごくごく短いコメント」もしくは「何も言わない」というオプションのほうがよほどよかったのではないでしょうか。
憶測とウソまみれのサイバー空間を敬遠し、SNSによる発信も行ってこなかった山下氏が、ネットで大炎上してしまうというこの皮肉。
口は禍の門と申しますが、私たち一人ひとりも他山の石としたいところです。
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