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"7つの悪手"「山下達郎氏の伝え方」失敗の典型だ 大炎上は必然「危機管理の失敗事例」に学ぶ教訓

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  • 岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師
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【4】「ネガティブワード」を連発する

「伝え方」において、ネガティブワードの連発は得策とは言えません。ネガティブな言葉は、とくに人の記憶に残りやすいからです。

「ネガティブワード」は「別の言葉」に置き換えが常道

とりわけ危機管理のシチュエーションにおいては、負の感情を引き起こしやすい「ネガティブワード」はなるべく使わず、「別の言葉」に置き換えていくのが常道です。

今回、山下氏は

「(音楽プロデューサーの)松尾(潔)氏がジャニー喜多川氏の性加害問題に対して憶測に基づく一方的な批判をしたことが契約終了の一因であった」
「私がジャニーズ事務所への忖度があって、今回の一件もそれに基づいて関与しているのでは、という根拠のない『憶測』です」


 など、「憶測」「忖度」などといったネガティブワードを連発しました。

そもそも、裁判にもなり、認められている事実を「憶測に基づく一方的な批判」と糾弾したり、「性加害が本当にあったとすれば、それはもちろん許しがたいこと」と表現していることにも違和感があります。

この、「……とすれば」といった条件付き話法は、「もし、傷つけたのだとすれば(すまない)」「迷惑をかけてしまったのだとすれば(申し訳ない)」といったように、「非を完全に認めない」「言い訳がましい」として、危機管理の場面では要注意の言葉です。

こうして、山下氏は「不必要なネガティブワードだらけのコミュニケーション」という「4つめの伝え方の悪手」を犯してしまったのです。

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【「言い訳がましい」は、危機管理で「絶対的な禁じ手」】

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