自己肯定感の高い人が仕事中に"やらないこと" 努力よりも自分の望みや本質を知ってリラックス
メリットとデメリットの双方を見ることができると、「自分が本当にほしいもの」と「あまりこだわりのないもの」を分けて、自分の望みが明確になります。すると、うらやましかったはずの状態がさほど気にならなくなります。自分はその人とまったく同じ状態になりたいわけではないことに気づくからです。
そして、自分の望みが明確になると、自分がそれを手にするためにはどうするかを考え始めます。手に入れたいのであれば、うらやむ相手と同じ行動をとって手に入れる覚悟を決めることができますし、手に入れたいわけではないのであれば、自分の本当に望むものを手に入れるために動けるようになるはずです。
仕事に「やりがい」を感じないのはなぜ?
仕事にやりがいを見いだせず、ただこなしている状態になっているときは、仕事の原動力が「他者からの評価」になっているかもしれません。このスパイラルから脱するためには、暴走している承認欲求に気づき、自らの力でオフにする力を身につけることが大切です。今している仕事が、「自分軸のがんばり」なのか、「他人軸のがんばり」なのかを区別していきましょう。
【自己肯定感が下がっているときの気持ち】
・なんで私ばかりこんな仕事をしないといけないんだ
・いつまでもこんなことしていていいのかなぁ
【こう変えよう】
・「他人軸のがんばり」になっていないか振り返る
今の仕事を振り返って、自分の力を伸ばすことに喜びを見いだせる行動ができていれば、それは「自分軸のがんばり」です。
一方、「もっと上を目指さなければ」など、他者評価を求めることが行動の原動力になっているのであれば、それは「他人軸のがんばり」です。他人軸ベースの行動が多いなと感じたら、1つひとつの行動を見直しましょう。
承認欲求は意欲につながるので良い面もありますが、他者からの評価は往々にして自分ではコントロールできないものです。上を見れば際限がありません。他者の評価で自分を満たしていく方法だけでは、いずれ満たされなくなるのです。すでにムリをしているのに、それに気づかずがんばり続ける。そんなことが起こります。
「努力すればなんとかなる」というのは「押す手段」しか持ち合わせていない状態です。自己肯定感を高めると「引く手段」もあることに気づくことができます。この自己肯定感が気づかせてくれる「引く手段」が、暴走した承認欲求を自らの力でオフにする力になるのです。
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