自己肯定感の高い人が仕事中に"やらないこと" 努力よりも自分の望みや本質を知ってリラックス

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自己肯定感は、瞬間的に湧き上がった自分の気持ち(望み)を感じる力を高めること、そしてその感じ取った気持ちを大切に扱うことから育まれます。自己肯定感が高いと、最初に湧き上がった自分の気持ちを否定せず、それにしたがって行動することができます。新しいこと・ハードルの高いことにも「やってみよう」と挑戦できますし、仮に失敗したとしても再チャレンジも可能です。

自分自身が満足できるキャリアや人間関係を築くためには、成功体験がベースの自己効力感や自己有用感だけでなく、自分の望みをありのまま認める自己肯定感にも目を向けることが有効です。

部下や後輩を見るとイライラするのはなぜ?

自己肯定感が下がっているときは、つい他人に目が向きがちです。誰かにイライラしてしまうとき、その裏には嫉妬の感情があるものです。とはいえ、うらやましいと感じていても、必ずしも自分が本当になりたい状態ではない場合があります。嫉妬の対象には、実は「自分が本当にほしいもの」と「あまりこだわりのないもの」が混じっているのです。

誰かにイラッとしたときは、「自分は相手のどの部分がうらやましいのか」「何のためにそうなりたいのか」を深掘りすることが大切です。嫉妬しているときは、往々にして表面的なメリットしか見ていない場合が多くあります。メリットとデメリットの双方をよく考えて、うらやむ相手の状態は、自分が本当にほしいものかどうか見極めましょう。

【自己肯定感が下がっているときの気持ち】
・あの人ばかり特別扱いされてムカツク
・俺のおかげで仕事ができているのに……

【こう変えよう】
・うらやましいのは「どの部分」か考える

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