月収16万、1000万貯めた彼女の「リアルな生活費」 収入を上げなくても生活できる術を教えます

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節約
月収10万円で1人暮らしをはじめ、16万円になってからも生活水準を変えていないという、もちたまさん。節約の秘訣を聞きました(写真:「もちたま【元月収10万円女子】」より)
月収10万円(後に16万円)で1人暮らしをしながら、「もちたま【元月収10万円女子】」の名前でYouTubeチャンネルを運営しているもちたまさん(32歳)。配信では、家計簿や投資について公開している。
2015年から本格的に節約と貯金を始めて、8年目の現在では約1000万の資産形成に成功(副業収入や投資による含み益を含む)。
節約に成功し、人生が豊かになったという「倹者」に節約系YouTuberのくらま(「倹者の流儀」)がインタビューをする本連載。月収10万円台という限られた金額で、どのように生活して貯蓄しているのか、もちたまさんの暮らしぶりと節約術について聞かせてもらった。
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洋服に浪費する女子大生だった

もちたまさんは、元々は浪費家とまではいかないが、学生時代は何も考えずにお金を自由に使っていたという。

節約家
浪費家から節約家に転身したもちたまさん(写真左)に、くらまがインタビューします!(東洋経済オンライン編集部撮影)

「実家暮らし、奨学金返済なしで、アルバイトの稼ぎは全部洋服や飲み会に使っていました。節約を考えたこともなかったです。私はほんとダメ人間で……。就職活動もろくにしませんでした。『この仕事に就きたい』っていうのもないし、面接で思ってもいない志望動機を言うのがすごく苦痛で……」

そうして就職先を見つけないまま大学を卒業。2カ月くらい実家でのんびりしていたところ、さすがに母親に「働きなさい」と怒られ、パートタイムのアルバイトを探すことに。ここでフルタイムの就職先ではなくパートを探すところに、もちたまさんの「なるべく働きたくない」という強い意志を感じる。

そこで見つけたのが、それから8年続けることになる図書館司書の仕事だ。週4日、当時時給900円で、月収にすると約10万円、年収は約120万円。収入は決して多くはないが、実家暮らしで家賃がかからず、生活していくのには困らなかった。

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