月収16万、1000万貯めた彼女の「リアルな生活費」【再配信】 収入を上げなくても生活できる術を教えます

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② 化粧水は手作り

もちたまさんは、化粧水は薬局で精製水(約100円)とグリセリン(約500円)を購入して自分で手作りしている。混ぜるだけで500mlもの化粧水が簡単に作れるうえに、既製品よりもコストは断然に安い。

「私は大学で化学系を専攻していました。あるとき、化粧品業界の人の特別講義で、化粧水の原価が数十円くらいと教えてもらいびっくりしました。昔聞いた話ですし、もちろん全部の化粧水に当てはまるわけではありませんが、それ以来、高い化粧品を買う気がなくなりました」

原価以上にパッケージ代や広告宣伝費にお金がかかっている化粧品業界の仕組みを知ったことで、自分で作るようになったという。科学者でありYouTuberでもあるくられ先生の動画を参考に作っているそうだ。

自作化粧水
もちたまさんが自作している化粧水。約600円で大量に作れる(写真:「もちたま【元月収10万円女子】」より)
【手取り月収16万円のもちたまさん 1カ月の生活費内訳】
家賃(Wi-Fi付き):4万5000円
ジム(風呂代わり):2880円
電気代(楽天電気):2600円
水道:1500円
スマホ(HISモバイル):1000円
食費:3万3000円
日用品:2000円
洋服・美容:5000円
交際費:0円
交通費:1万円
合計 約10万円
※副業での臨時収入も含めて、月々の平均貯蓄額は約10万円。その他、株の売却益、配当、投資信託の含み益などで資産1000万円を達成。

副業収入をすべて貯蓄に充てる

もちたまさんの約10万円だった収入は、その後、契約社員となったため月給16万円ほどに増えた(現在は退職し、転職活動中)。とはいえ月々の支出は変わらず約10万円。どうして1000万円も貯金できたのか不思議に思う方もいることだろう。

それはずばり副業収入による。基本的にパート収入で生活して、副業収入はすべて貯蓄に回す形で家計運用している。副業は、ハンドメイド販売やブログ、YouTubeだ。

「最初はハンドメイドのアクセサリー販売にチャレンジしました。1人買ってくれるとレビューがついて、そこからお客さんが増えていきます。でも、大きな収入にできる人はほんの一部。私も、材料費と初期投資を回収して月収1万円、年間でプラス10万円くらいとちょっとしたお小遣いにはなりましたが、大きな収入にはなりませんでした」

ハンドメイドが行き詰まったところで2019年に始めたのがYouTubeだ。広告収入は月によって大きな波があるものの、月平均で5万円を貯蓄に回せるようになった。

月収が増えた分と合わせれば、月々約10万円を貯蓄に回せる。

「生活費が10万円なら、年間120万以上稼げば貯金できます。もちろん家庭環境などにもよりますが、月収15万~20万円あればしっかり貯金できるなと思いました」

ハンドメイド
もちたまさんが販売していたハンドメイドのアクセサリー。口コミがつくことによって売り上げにつながった(写真:「もちたま【元月収10万円女子】」より)
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