コロナ明け出社再開で人に合わせるナンセンス 周囲の予定調和に従っていた自分を変える好機

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社会がかつてのように動き出しても、自分まで元に戻る必要はありません(写真:すとらいぷ/PIXTA)
個人差こそあれ、他人を中心にして考える人が多くいます。しかし、自分を犠牲にする生き方は長続きしません。自分を中心に置く「自分ファースト」で、人の役に立つにはどうすればいいのか、『激動期でも食っていける 自己チューのすゝめ』より、一部抜粋・編集のうえ、その考え方をご紹介します。

他人軸で生きるとどうなるか

SNSでもリアルなつながりでも、友だちの数が多いことが評価基準になっているような風潮があります。とくにSNSでその傾向が強いようです。SNSが一般的になるにつれ、その傾向が増えているような気もします。

これが「乗り鉄」「撮り鉄」「音鉄」みたいに、純粋に鉄道が好きな人たちが集まる趣味嗜好のコミュニティであれば、きっと楽しいでしょう。でも、そうでないものも多いですよね。

たとえば、投資をはじめとするお金に関するコミュニティです。財産を増やす勉強をしたい人もいるかもしれませんが、こういう傾向の人たちと群れるのはおススメしません。お金を増やすことが目標のコミュニティは、心が休まらないからです。

また、そういうコミュニティにいる人たちは、みんなお金が欲しい人たちなので、いい情報をシェアし合うというよりも、お互いにハイエナみたいになって奪い合うだけになりがちです。

あるいは、大人数で集まってリムジンに乗って、シャンパンを開けるようなパリピな感じのコミュニティも、中身がないので充足感は得られないでしょう。ただなんとなくSNS上で、リア充感を出せるくらいしかメリットがありません。

他人からどう評価されるかを意識した行動にすぎないので、他人軸で生きている証拠とも言えます。

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