コロナ明け出社再開で人に合わせるナンセンス 周囲の予定調和に従っていた自分を変える好機

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コミュニティに属している自分をSNSに投稿して、どう見られているか反応を見たかったり、コミュニティの主催者に気に入られたくてがんばってしまったり……。他人からどう見られるか、SNSでもリアルでも評価を求めることがみんな大好きみたいですが、苦しくなるからやめたほうがいいです。永遠に他人の目線を気にして生きることになってしまいますよ。

そんなの、まったく楽しくないですよね。

予定調和に従っていた自分を変える

徐々にテレワークをする人が減っていき、通勤時間帯に移動する人が多くなり、働き方がコロナ前のスタイルに戻りつつあるからか、このところ、よく人づき合いに関する悩みを聞くようになりました。

長期間リモートを中心に仕事をしていた人たちが、久しぶりに職場で顔を合わせるとなんだか居心地が悪いのだそうです。

コロナ前は、部署のみんなで仕事終わりによく飲みに行くほど気が合ったのに、テレワーク期間を経たことで、まるで別人のように感じると言います。

職場のようなコミュニティでも、毎日のように顔を合わせていたことで、予定調和な雰囲気が醸成されていたのでしょう。その雰囲気が、出社日数が減っただけで消えてしまっているのです。

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多くの人が一人で過ごす時間が増えたことで、価値観が多様化したということもあるでしょう。

ただ「自己チュー」視点で考えれば、それは歓迎できることでもあります。なんとなく、周囲の予定調和に従っていた自分を変えるチャンスとも言えるのです。

今後、社会がかつてのように動き出しても、思い切って自分の価値観のままで生きたほうがいいです。飲みに行きたくなかったら断ればいいし、まわりが残業していても用事があったら定時で帰りましょう。自分軸で考えればいいのです。

かつては、それが自然であったとしても、今は違和感があったり、居心地が悪かったりするのであれば、そんなつき合いにプラスの要素はありません。

永田 雅乙 フードビジネスコンサルタント

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ながた まさお / Masao Nagata

1976年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業。フードビジネスコンサルタント。「永田ラッパ」の異名をとった映画会社「大映」の社長・永田雅一の本家最後の男児曽孫として、幼いころより”お金と幸せを結ぶ”帝王学を授かる。14歳より老舗イタリアンレストランの厨房を含め、さまざまな店に入り、社会経験と現場の仕事を学ぶ。大学卒業後フードビジネスコンサルタントとして活躍。これまで国内外19カ国、累計1万1000店舗以上のプロデュース、コンサルタントを手掛ける。現在、フードビジネス専門コンサルタント会社「ブグラーマネージメント」代表取締役社長兼CEO。

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