E判定ばかりで、センター試験もギリギリ
漫画に登場した天野くんと同じように、私も自信がない学生でした。東大合格の先に何があるのか……当時の私は想像もできず、将来も決めることができなかったのです。でも、東大合格のために、今必死で勉強したら自分が変われるような気がして、ただその希望だけを頼りに勉強を積み重ねていました。
そんな私の勉強法は、お世辞にも効率のいいものだったとは言いがたく、成績もE判定ばかりで、センター試験本番も足切り合格点ギリギリでした。
成績や要領がよくないなど、自分を俯瞰して現実を見つめたならば、東大受験をやめる選択肢も考えなければならなかったと思います。そして、模試が悪かったり、日々の勉強がうまくいかなかったりするたびに大泣きして、何度も何度も落ち込んで、「この成績じゃ東大に行けない……」と思っていました。
ですが、心のどこかでやっぱり「今の自分を変えたい」「東大に合格したい」という炎が燃え続け、その炎だけを頼りに、受験勉強を走り続けていたと感じています。桜木先生の言葉を借りるなら、「迷い」がなかったのです。
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