東大生「皆と同じ勉強しても成績上がる」納得理由 勉強の質を高めるために「KPT」で整理して考える

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『ドラゴン桜2』のワンシーン
みんなと同じ勉強をしていても成績を伸ばせる技術を解説します(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。第61回は東大生がみんなと同じ勉強をしていても成績が上がる理由について西岡氏が解説します。
この連載のほかの記事はこちらからご覧ください。

「特別な訓練」をしている東大生は少ない

「東大生って、特別な勉強しているんでしょ?」

そう考えている人は多いと思います。何か特別な訓練をしているから、頭がよくなっていくんでしょ?と。

しかし実際のところ、特別な勉強をしている東大生は少ないです。みんな普通に授業を聞いて、ノートを取って、みんなと同じ参考書を使って、復習して……と、「みんなと同じこと」をしているにもかかわらず、その中から東大に合格している人が生まれています。

これは、勉強に限った話ではありません。例えばプロサッカー選手でも、初心者と同じく、対面のパスの練習やシュートの練習をしています。野球でも、プロ野球選手やメジャーリーガーも初心者も同じように、バットを振ったりノックの練習をしたりするのです。大谷翔平選手も小学校の野球部の生徒も同じ練習をしています。

練習の中身自体は、プロも初心者も、そこまで大きくは変わらない。すごい人は、すごい練習をしているわけではなく、むしろ普通の人と同じ練習をしていて、それなのにすごい結果を得ることができるのです。

いったいなぜそんなことができるのかというと、僕は「振り返り」の質が高いからだと思っています。今日はこれについて解説します。まず「振り返り」について『ドラゴン桜2』のワンシーンをご覧ください。

※外部配信先では画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

『ドラゴン桜2』
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
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