記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。第62回は試験直前期など「勝負どころ」で不安をなくすための方法を西岡氏が解説します。
この連載のほかの記事はこちらからご覧ください。
東大生の「スケジュール」活用法
みなさんはスケジュールどおりに物事を進めていくタイプの人ですか? それとも細かいスケジュールを決めないタイプの人ですか?
東大生は、あまりスケジュールを決めず、「これを終わらせる」というノルマで考えていくという人のほうが多いです。スケジュールでギチギチに縛られると、うまくいかないことも多いですし、スケジュールどおりにいかなかったときに計画が破綻してしまうからです。
でも、時期によっては、完全にスケジュールを決めて実践していくこともあります。それが、ここ一番の勝負の前です。今日は「ここ一番のときにはスケジュールを決めるべき」という話をします。
まずは漫画『ドラゴン桜2』で、入試直前期の勉強について桜木先生が語っているシーンをご覧ください。
※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください
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