記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。第63回は受験で成果が上がる「睡眠のコツ」を西岡氏が解説します。
この連載のほかの記事はこちらからご覧ください。
しっかり睡眠を確保した受験生のほうが合格する
みなさんは東大生って受験生時代にどれくらい睡眠を取っていたと思いますか?
昔は「四当五落」と言われ、「4時間睡眠した受験生は合格するけれど5時間睡眠した受験生は落ちるから、4時間以上の睡眠はしてはいけない!寝る間も惜しんで勉強しろ!」と言われたものですが、今はそんなことはありません。6時間以上の睡眠を取っている人がほとんどで、「寝る間も惜しんで勉強した!」と語る東大生はほとんどいないです。
それよりもしっかりとした睡眠を確保して、健康的な生活を送っていた受験生のほうが合格しています。そしてどの受験生も、同じような睡眠のルールを設けています。結論から言うと、そのルールとは「朝起きる時間を一定にする」というものです。こちらの漫画をご覧ください。
※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら