東大生「皆と同じ勉強しても成績上がる」納得理由 勉強の質を高めるために「KPT」で整理して考える

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K=Keepで「よかったので続けたい」と思うこと。P=Problemで「問題なので改善しなきゃならない」と思うこと。そして、T=TryはKeepとProblemを踏まえて、次はどうするか具体的に考える。

この3つを整理して、自分なりにまとめていることが多いです。

今やっていることの質をどう高めるか

Keep
・焦らずすべての問題を解くことができた
・計算問題では落とさなかった
Problem
・もう少し応用問題に時間をかけてもよかった
・丁寧に解きすぎた
・記述力がなく、部分点を貰えなかった
Try
計算問題のスピードを上げる・部分点をもらえるように応用問題の演習をする

こんな感じですね。

このように、次のテストで実践することや、振り返りが終わってからやるべき「Try」までしっかり考えることで、「次はこうしよう」としているのです。この改善の質が高いから、人と同じ訓練をしていても、結果を出せるようになるのです。

多少面倒に感じるかもしれませんが、振り返りって重要なんです。特別な訓練に意味はありません。今やっていることの質をどう高めればいいか、ということと向き合ったほうが結果を出しやすいです。みなさんぜひそう考えて、自分の努力と向き合ってみてもらえればと思います!

『無理せず自然に成績が上がる勉強のトリセツ 東大生の合格手帳術』(日本能率協会マネジメントセンター)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします
西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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