浪人という選択を取る人が20年前と比べて2分の1になっている現在。「浪人してでも、志望する大学に行きたい」という人が減っている一方で、浪人生活を経験したことで、人生が変わった人もいます。自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した濱井正吾さんが、さまざまな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったこと・頑張れた理由などを追求していきます。今回は大阪イチの私立進学校である大阪星光学院で首席を取り続けたものの、2年連続で試験直前に病気にかかり、力を出し切れずに2浪。3度目の挑戦も39度の高熱と戦いながら、憧れ続けた京都大学医学部に合格したもごさんにお話を伺いました。
(注)もごさんの受験は、コロナ前(2020年以前)の話です。
みなさんは、大事な時期にアクシデントが発生したことはありませんか。
体調・自然現象・情勢の変化など……。順調に進めてきた計画が、思わぬことで頓挫し、計り知れないショックを受けた経験がある方もきっといることでしょう。
試験直前に不運が重なった
今回話をお聞きしたもごさんは、大阪でいちばんの私立進学校、大阪星光学院で首席を取り続けていた方でした。しかし、大事な大学受験の直前に2年連続病気にかかり、力を出し切れずに2浪を経験します。
そして不運は重なるもので、残念ながら2浪目の試験中にも39度の高熱に襲われました。それでも彼は、そうした不運をはねのけて日本で東大理IIIに次いで最難関の難易度を誇る京都大学の医学部に合格したのです。
どうして嫌にならずに勉強を続けられたのでしょうか。度重なる不運をどうやってはねのけたのでしょうか。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら