では、具体的に10種類の言葉を紹介します。10種類は多いと思うかもしれませんが、子どもも多様、状況も多様です。そのような中で数種類の言葉だけで、やる気を引き出せるとは考えられません。10種類もあれば、いずれかが当てはまると思われますので、状況に応じて試してみてください。
生活習慣に関する相談は少なくありません。その中でも朝、なかなか準備をしない、食べるのが遅いという相談を多数受けます。
例えば、朝なかなか起きられない場合、通常は起こそうとします。それはそれで問題ありませんが、行動させようとしてもなかなか、起きない子もいます。そのような時、行動したくなるような言葉をかけると変わることがあります。
それが「ご飯できたよ」という言葉です。「早く食べなさい」では逆効果です。
朝着替えるのが遅いのであれば、「はやく着替えなさい!」ではなく、「友達が迎えに来たよ」と言います。
つまり、1歩先の行動を伝えるのです。目先の行動を変えようとしているうちは、内発的なやる気は出てきません。この伝え方は効果があると実践された親御さんたちから聞いています。
誰しも気分が乗るときと乗らないときがある
これは特に勉強や課題、宿題などやらなければいけないことを子どもが自覚していながら、なかなか着手できないときに使います。
子どもに限らず、大人でも気分が乗るときと乗らないときがあるものです。子どもも同様で、家から帰ってきてすぐに宿題やりたい子もいれば、まずはおやつを食べて、やりたいゲームをやって心を満たしてから宿題をやりたい子もいます。また、リビングでやりたい子もいれば、自室でやりたい子もいます。場合によってはトイレが集中できるという子もいるぐらいです。ですから、やりやすい場所と時間を「調査」してみようと声かけします。それによって自分に合った場所と時間帯がわかり、やる気につながることがあります。
行動のはずみ車を回す方法で、やる気を引き出すための手段です。たくさんのことを時間をかけてやらなければならないとしたら、やる気はなかなか出てきません。コース料理も初めから全てテーブルに並べられたら、食べる気はなくなりますよね。ひとつ1つ出てくるから食べる気持ちも出てきます。
それを同じで、極端な話、1ページだけ、1問だけやってすぐに休憩時間を入れてもOKとします。初動が始まれば、慣性の法則が働くため、“ある程度やってしまう”結果となり、やる気を徐々に引き出していきます。
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