中国「残酷工場」は、すでに過去の話なのか 世界最大の労働市場には闇と曙光が並存

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中国広東省の電子部品工場の様子

中国のビジネスには、日本からは想像のできないような「闇」の部分もあれば、先進国からみて極めて「真っ当」と思われる世界も存在する。その「闇」と「真っ当」の両極端な例を紹介したい。

中国ビジネスの「闇」とは

まず、「闇」からみていく。中国は多様な国であり、ひとつの極端な事例をみて、「これが中国だ」と単純に言い切ることなどできない。問題になっているようなひどい工場は、中国でも、ほんの一部だ。しかし、極端なものが実際に存在しているのが、今の中国なのだ。

商品(電子部品)買い取りの貼り紙

中国の片田舎、ローカル企業の工場の裏には、現金で部品を買い取る、と書かれた業者の貼り紙がよく見られる。工場の労働者が商品や原材料を勝手に持ち出し、彼らに電話をして接触。売却して小遣い稼ぎをするのだ。

売られた商品や原材料は、ブローカーを通じて別の工場に運ばれる。中国には、こういった横流し部品の裏サプライチェーンが存在している。

そして、そういった部品を利用して、低コストの製品を作る会社もある。買う者がいるから、売る者がいるという訳だ。

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