中国の経営者が稲盛イズムにはまるワケ

儲けても儲けても、幸せになれず

中国で人気の「稲盛シリーズ」

先日、40歳になった。いわゆる不惑だ。

”不惑”という言葉は、言わずと知れた、論語の「四十にして惑わず」から来ているが、ずっとこの言葉、おかしいのでは?と思っていた。

だって、論語のその続きは、「五十にして天命を知る」だよ。天命を知る10年前に惑わない?それって無理じゃない?それに孔子自身、50代になって、国政に失望して旅に出ている。当人だって、惑っているじゃないか。

「不惑」ではなく、正しくは「不或」

そこで調べてみたところ、なんと「惑わず」と訳すのは間違いのようだ。

孔子の時代には、惑の字はまだ普及してなかったので、正しくは「不或」らしい。

或の字は、土をつけると域、□で囲むと國となる。つまりは、「ボーダーライン」を意味する文字だ。だから、「不或」は、「40歳になったら、あらゆるボーダーをとっぱらって、もっとチャレンジしなさい」というのが本当の意味。

これなら納得できる。40歳よ、まだまだ落ち着くんじゃない!もっともっとチャレンジしろ!と2500年前の教えがお尻を叩いてくれる。中国の古典思想は本当に素晴らしい。

次ページ稲盛氏の書籍は大ベストセラーに
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
生前贈与がダメになる<br>相続の新常識

相続をめぐる環境が激変しています。年110万円まで非課税だった生前贈与が税制改正により認められなくなる可能性も。本特集では相続の基本から、よくあるトラブルと解消法、最新路線価に基づく相続税額、さらに生前贈与の将来動向まで取り上げました。

東洋経済education×ICT