中国2大配車アプリを合併させた仕掛け人

シェア99.8%の新会社が向かう先とは?

中国の2大配車アプリは激しいキャンペーン合戦を展開していたが、「両社合併」によって、終止符が打たれる(写真:Imaginechina/アフロ)

朝起きて、シャワーを浴びて、経済ニュースを見る。そして、家を出る前に、私が毎日必ずすることがもう1つある。それは、スマートフォンアプリでタクシーを呼ぶことだ。

使うアプリは、「滴滴打車(ディディダーチャ)」と「快的打車(クァイディダーチャ)」の2つ。なぜ、2つかというと、この2つのアプリがライバル関係で、毎日のように運転手や乗客にキャッシュバックするキャンペーンをやっているからだ。

運転手は“その時、キャッシュバックが多い方”を優先して使うため、乗客としては、2つを見比べて、有利な方のアプリを選択すれば、より早くタクシーの捕まえられる。

誰もが使うサービスに成長

以前は、マンションの前を走るタクシーを捕まえて乗っていたが、通勤時間の上海のタクシー事情は厳しく、30分待っても捕まらないこともあった。アプリを使ってタクシーを確保してから家を出る、というのは本当に便利で、革命的と言っていいものだ。これは、もはや習慣になっており、昼間に顧客先に出かけるときも、家に帰る時も、飲みに行くときも、必ずこれらのアプリを使うようになった。

恐らく、私にとっては、メールの次に使用頻度が高いのはこれらの配車アプリだし、周りを見ても、使っていない人をみたことがないほどの超人気アプリだ。

次ページなぜ合併したのか
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
危機はこれからが本番!<br>コロナ倒産 最終局面

新型コロナウイルスの感染拡大で企業業績に大打撃。資本不足の企業が続出し、大手でさえ資本増強に奔走しています。政府の支援策で倒産は小康状態でも、もはや倒産ラッシュは時間の問題に。苦境の業界をリポートし、危ない企業を見破るノウハウを伝授。

  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT